未分類

僕が今書こうとしている 脚本 の メモ を晒してみます

僕が今書こうとしている 脚本 について、どんなことを考えているのか、ここに綴っていきます。

普通はネタを盗まれたりしたら大変だから書き上がった 脚本 しか公開はしないものですが、
別に僕は制作会社と契約しているわけでもないし、何の実績もないただのアマチュアなので
まぁ盗むんなら盗んでよ。

ただ、こんなド素人のネタを盗むのは恥ずかしいことだよ
ということは言っておきます。

というわけで、メモです。
全部使うわけではありません。

随時更新していくので、次見るときには内容が変わっているかもしれません。

物語の骨子

・脳出血で倒れた元ミュージシャンがリハビリやさまざまな人との出会いを経て社会復帰するまでを描く音楽をやって生きていきたいという夢を取り戻す。

・インディーズバンドのギタリストの主人公は、脳出血で片麻痺になり絶望するが、リハビリにより少しずつ体の機能を取り戻し、ギターの練習を始める。だがバンドは解散し、孤立した主人公は、一人路上で演奏し始める。

テーマ

・何歳でも脳卒中でも夢を見たって良い。ただ夢の形は少し変えなければならない。
→主人公は自己嫌悪になり絶望するが、最後には音楽をやっていきたいという夢を見出して生きていく決意をする。
→ただし不安感の残るラスト。

サブテーマ

以下は全部使うわけではない。ストーリーに合わせて、描く必要のあるものは描く。必要のないものは次の作品に。捨てる必要はない。

①脳卒中患者を取り巻く様々な不幸や社会問題を描く。

②障害者問題。障害者の意識と健常者の意識の違い。

・ホスピタリティは本当にホスピタリティ足りえているのか。障害者視点。

・要介護や保険について。

・リハビリの途中で放り出される=入院期間が法律で決められている。患者は諦めるしかない。

・一方で、早く外に出ることも必要。病院の中にいたら守られている。例えば坂がない、段差が少ない、手すりがついているなど。退院すると思わぬところに坂や段差があったりするし、スロープも待ってくれない。

③老後の資金問題

・こんな身体になって、強制的に退院させられ、今後どうやって生きていけば良いのか。明るく振る舞っていたおじいさんがある日、突然泣きだす。それでも最後は笑って退院していった。
→おじいさんの心情を語らせる人間が必要。本人はたった一回、泣くだけで本心は隠しつづける。他人に語らせる方が感動する。

④これからの「生きる」を考える

・もう就職して企業で働くことに固執する時代ではなくなっている。それはすでに始まっているが、WEB3が加速する。

⑤性同一性障害

・心は男性の作業療法士。おじいさんおばあさんが「あんたは男か、それとも女か」などとズケズケ踏み込んでくる。

⑥戦争について

・かろうじて戦争のにおいの残る時代を生きた人間として、戦争に近づいていく日本を無視することはできない。ロシア×ウクライナ戦もあるし。同時に原発のこと、防衛費のこと、北朝鮮のミサイル実験のことなど描く。さらっと。

・大林宣彦監督は『最後の講義』の中で「君たちはすでに戦前に生きている」と言った。

・タモリは『徹子の部屋』で「2023年はどんな年になると思いますか?」という質問に対し「新しい戦前が始まるんじゃないですか」と回答した。

取材すること

・脳卒中患者を取り巻く様々な不幸って何がある?

・脳卒中に関する本を読む
→脳卒中に関する基礎的な文献やサイトはないか。
→ルポルタージュとかないか。
→脳卒中を取り上げた小説や文学作品は?
→脳卒中患者のブログやツイッターは?

・理学療法士、作業療法士、言語聴覚士について調べる
→できれば気軽に質問できる人を作りたい。
→可能なら入院中にリハビリ担当してくれた人とプライベートでも仲良くなれないか。会う機会ないけど。

・社会制度について調べる
→補助金、保険金、介護制度など。

主人公のキャラクター像

・主人公がどういう人物かを描くためには、家庭や会社でどんな生活を過ごし、どんなポジションだったかを描く必要がある。

・主人公は47歳の元ロックミュージシャン。メジャーデビューが見えてきたところで、メンバーとの方向性の違いから夢を諦めた。他のバンドへのお誘いもあったが、ライブハウスでトラブルを起こしケンカ別れした。
→そうすることで、病院で革ジャンやロックTシャツを着ている違和感が出せるし、自分ともリンクさせることができる。
→いや、ロックミュージシャンだとバンドメンバーとのつながりとかあるので、もっと孤独な人物が良いか。
→でもビジュアル的なインパクトから、ロック好きは残したい。

→自分からバンドをやめたため連絡を取らなくなった。

・主人公の究極の目標は?
→ロックミュージシャン(プロ)になりたい。
→ロックができれば良い(変化)

・主人公の性格を一言で言うと?
→自己主張したい。認められたい。

・もしかしたら人生失敗したかもと思っている
→古くからの知り合いには今の状況を知られたくない。とくにデビューしかけたバンドのメンバーや音楽会社のプロデューサーにだけは知られたくない。
→そこにアイデンティティがある。自己主張したいが失敗は見られたくない。だいぶ都合が良い。
→でも見られたってええやんっていう変化。

・主人公の親、祖父母。時代背景。どんな考えを持つ?
→この辺り考えないと主人公の命名できない。堅い名前をつける親なのか。どういう思いで名づけたのか。両親が教師なら堅い名前かも。企業家ならもっと柔らかいだろう。

・昔書いた作品(パンクバンドの話)の設定を使う。その方が早いから。でもリライトして権利の半分は監督が持っているので、そのままは使えない。

【主人公のプロフィール】
・氏名 松本
・年齢 47歳
・生年月日
1975年 終戦から30年
4月13日 キャロル解散
・性別 男性
・職業 
・家族構成 
・イメージキャスト 高橋ジョージ(年齢が合わないけど)

・性格等
バンドの中心にいるタイプではない。コテコテというよりちょっとスマートな感じ。ただし体型は太っている(脳出血だし)。ブルーハーツで言ったらマーシー(見た目は河ちゃん)、関ジャニで言ったら錦戸亮(見た目ではないのは言うまでもない)。

・昔メジャーデビューしかけたバンド
圧倒的なキャラクターのボーカル。そのカリスマ性に他のメンバーが引き寄せられたようなグループだった。ブルーハーツで言ったらヒロトに引き寄せられて他のメンバーがいるみたいな。関ジャニで言ったら渋谷すばるの歌唱力とかキャラクターに他のメンバーが引き寄せられて結成されたみたいな(マーシーはヒロトを上回るカリスマ性を持ってるし、渋谷すばるにそんなカリスマ性があるのか知らんけど)。

しかしメンバーはそんな風には思ってなくて、全員が自分の価値を信じて疑わなかったし、全員我が強く、全員が対等だと思っていた。若いな〜! そのため皆が同じ方向を向いているうちは相乗効果で勢いがあるが、誰か一人が別の方向に向きはじめると脆く、すぐにバラバラになった。結局誰がきっかけか分からないが、みんながバラバラの方向を向きはじめた。

はじめは、ケンカは絶えないが全員が言いたいことを言い合って、時には取っ組みあいのケンカをして、でも一晩寝たらスッキリと握手ができるような関係性だった。でもメジャーデビューが手の届くものになると、だんだんとズレが生まれていった。他のバンドから引き抜きの話なんかもあったりして。意外と山本に最も多くの声がかかっていた。でもすべて断っていた。

案外、心配性で自信のなかったのは、最もカリスマ性のあるボーカルだった。メジャーデビューに手が届きそうになるにつれ、東京に移住するのを拒むようになった。

ボーカルと他のメンバーのケンカが絶えなくなった。とくに山本はよく言い合いになった。やがてドラム担当が他のバンドに移籍すると言い出した。待つことができなくなったのだ。

【家族】
祖父 松本
・生年月日
1920年代生まれが良いかな。日本がイケイケで、国のために戦うんだと教育された世代。大正時代(1912〜1926年)は大正デモクラシーの時代。民主主義が謳われたから、ちょっと自由とか民主主義とかに関心高い?

・姓「松本」の由来
松本零士の父(1904年生まれ。陸軍のパイロットで南方戦線で戦い、終戦の2年後に帰国した)が『戦争は人間を鬼にするんだ、二度とやってはいかん』『人は生きるために生まれてくる。死ぬために生まれてくる命はないぞ』と言っていたいう話から「松本」に決定。

・人物像
子どもの頃から体が弱く、喘息持ちで、よく熱が出たり肺炎になったりした。一度、喘息の発作で息が止まり死にかけたことがある。終戦間際に陸軍兵として戦争に行ったが、相手を殺すのが恐ろしく、逃げては上官に叱られた。

敵前逃亡しようとしたところ流れ弾に当たって戦線離脱。その後、所属していた部隊が全滅する。ケガの療養中に終戦。ちょっと戦争に対してコンプレックスがある。

だが息子に対しては自分がどんなに勇敢だったかを話し聞かせた。友人やメディアで聞いた話を自分のこととして話した。その上で「戦争はイカン!」と生涯言いつづけた。

父 松本和平(まつもとかずへい)
・生年月日
1948年11月3日 初めての文化の日。1946年に日本国憲法が公布された日。戦争放棄を宣言した日であることから「自由と平和を愛し、文化をすすめる」の意味合いも。

母 松本 (旧姓 )
・生年月日
1951年3月20日 日本コロムビア、日本初のLPレコード発売。ベートーヴェン『交響曲第9番』とブラームス『運命の歌』

構成

第一幕

入院生活。リハビリの毎日。当たり前にできていたことができないのがもどかしい。スマホで会社の人たちのやりとりを見ていると、自分だけが置いていかれている気分になる。またバンドをやりたいと思いはじめる。

第二幕

退院しギターを再開する。かつてのバンドメンバーと再会し、活動を始める。しかしうまくいかない。麻痺の影響で思うようにギターが弾けない。若い頃とは違う。それぞれの生活がある。一方、私生活も進んでは後退するような毎日。スムーズに歩けるようになったと思ったら足がもつれ、転倒し、歩いていると急に足が出なくなったりする。ギターもなかなかうまく弾けない。○○(バンドメンバー?恋人?友人?)は「路上で弾いてみたら?」とアドバイスするが、主人公はこんなレベルじゃ人前に立てないと拒絶する。次第にメンバーとの間に溝ができはじめる。ボーカルと口論になり、解散することに。

第三幕

ファーストシーン

・インパクト的にも、視聴者をドラマの世界に引き込むためにも、倒れて救急車で運ばれ入院するところから始めた方が良い。

・事実ベースで、新入社員の受け入れをしている最中に倒れるところから始めても良いかも。

・ナースの幻覚に呼ばれるところから始めるのも良いかも(アート作品に)

・暗転に別れた恋人が呼びかける声。
→目覚めるとナースに呼ばれていた。

ラストシーン

・主人公は夢や希望を見出して歩きだすが、不安感や不穏な空気感が漂っている。

・リハビリ途中で放り出された感。

・退院して社会生活を始めるも、思っていたより不安が多い。
→退院がラストになるのがドラマとして綺麗だが、病院内と現実とのギャップは描きたい。

その他のアイディア

・家庭や会社のことはバックストーリーとして考えておいて、ドラマの進展によって小出しにしていくか。

・俺がいないと会社が回らない→チャットワークを見たら回っている(やさしさで「仕事のことは心配せずリハビリに専念してください」と言ってくれてるだけじゃなく、実際回っているように見える)→俺の存在価値って……→部下や上司の日報に「帰ってきてほしい」

・自分で気づいたことを他人から言われるようにする
①「ナースコールに遠慮はいらん。看護士を呼ばなきゃならないのはお前が信用されてないからだ。押さなきゃさらに信用をなくすだけだぞ」
②「お前ただ歩いてちゃダメだよ。今日のテーマはなんだ? リハビリは考えてやらなきゃ」
③「リハビリってのはPDCAだよ」
④「目標は具体的じゃなきゃダメだ。できれば簡単なものが良い」

・「嫁がいなくて良かった」と嘯くが、嫁がいる人の話を聞いたり嫁と面会してる人を見たりすると、やっぱりちょっと寂しい。でも、こんな夫や父を持つ嫁や子どもを思うと「やはり嫁がいなくて良かった」と思ったりする。

・できればLGBTを描きたい。

・老人の介護やリハビリの問題。現に1割負担じゃなくなったら生きていけなく人もいる。

・装具の問題も描きたい。お気に入りの靴を履けることも大事。

・夢の中、幻覚の中だけアニメーションとか人形劇とか紙芝居とか。

・障害者視点のイメージ映像。坂(スロープ)はこんなふうに見えてますよ、とか。

・夢か幻覚かで見た映像。
→僕の場合は古代ギリシャや古代ローマのイメージ、ピエロや道化、ファンタジーな架空動物だったが、この作品の主人公の場合、音楽に関する幻覚と幻聴が良いか。

・障害者視点をどう表現するか。
①膝の力が抜ける→カメラが急に下に落ちる
②本人目線で画面が揺れる→徐々にカメラだけが引いていく→だんだん本人の背中が見えてくるにつれ、画面の揺れがなくなり安定する
③左だけ見えない→画面半分は真っ黒
→すべて後説。本人が理学(作業)療法士に説明 or 理学(作業)療法士が家族に説明 or 患者同士で情報交換 or 理学(作業)療法士が本人に説明

-未分類