「 NFT って何なん。ようわからん。何が面白いねん？」
そう思っている人のために、簡単な言葉を使って説明します。
NFT は 証明書 ＆ 台帳 です
ズバリ言います。
NFTとは証明書のことです。また、ちょっとなじみのない言葉かもしれませんが、台帳のことでもあります。
台帳というのはその商品がいつ誰にいくらで売れたかみたいなことが書かれた書類です。
NFTとしてよく知られているのはPFPっていう、Twitterとかのプロフィール用のイラストですが、実はあのイラスト自体はNFTではありません。イラストはNFTに紐づいているだけで、NFTの本体は証明書や台帳なんです。
だからイラストでなくても構いません。
今はPFPが多いですが、もっとアート要素の強い絵画のNFTもありますし、音楽のNFTもあります。大学が卒業証明書をNFTで発行したっていうニュースもありました。僕が大好きなPerfumeは3Dデータを販売していました。
おそらく将来は、俳句とか詩とか小説などの文章データのNFTも出てくると思います。
つまりNFTって、絵でも音楽でも写真でも文章でも良いんです。
本体は証明書＆台帳なんですよ。
証明書 があるってすごいんです！
で、この証明書であり台帳であるってことがすごいんですよ。
証明書ってことは何かを証明するんですが、NFTはそのデジタルデータが本物だということを証明してくれるんです。
いや、本物だと証明してくれるというとウソになりますね。
その絵や音楽や文章などを発行したのは誰で、世界に何点あって、いつ発行されたものかといったことを証明してくれます。
何年何月何日に○○さんが発行しているから本物であるとわかるっていう感じです。
それに先ほども書きましたが、NFTは台帳でもあって、その作品がいつ、誰に、いくらで売れたか、といったことが全部記録されています。
デジタルデータってコピーができますよね。いくらでも複製ができちゃいます。
それが便利だし、簡単にコピペができるからこそパソコンやインターネットは普及しました。
でも簡単にコピーができるのは便利なんですが、同じものが世界中にあふれてしまいます。
そうすると画家やミュージシャンなどはコピペされちゃうと困るんですよね。
お金が稼げなくなって活動できなくなっちゃうから。
そこに登場したのがNFTです。
NFTが発行者や所有者を証明してくれることで、そのデータがコピーされたものではないということがわかります。
それによってコピーではないオリジナルが売買されるようになり、
クリエイターは本来得られるはずの利益を手に入れることができるようになります。
NFTがあることでクリエイターの労働環境を改善し、詐欺などの犯罪も減る可能性があるんです。
まとめ
NFTは「このイラストは○○さんが発行したよ」「何枚発行されたよ」っていうことを証明してくれます。
同時に、「これまでのオーナーは誰か」「そのオーナーたちはいつ、いくらで手に入れたのか」といったことも書かれています。
そしてその情報は誰もが見ることができます。
証明書と台帳のついた絵
証明書と台帳のついた音楽
証明書と台帳のついた3Dデータ
証明書と台帳のついたテキストデータ
証明書と台帳のついた写真
……
つまりひとことで言うと、
「世界にひとつしかない○○」（あるいは「本物の○○」）
それがNFTです。
まだ買ったことのない人はぜひ触れてみてください。